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活動写真弁士の山崎バニラさんの公演を鑑賞(300319)

 本日、本校は芸術鑑賞教室だった。鑑賞したのは、「レトロな映画文化に触れる活動写真弁士公演」と題して、活動写真弁士の山崎バニラさんの公演を鑑賞した。私は活動写真弁士(活弁士)の存在は知ってはいたが、実際の話を聞くのは初めてだった。ちょっとパソコンで「活動写真弁士」を調べてみると、こんな説明が書かれていた。
 『活動弁士(かつどうべんし)は、活動写真すなわち無声映画(サイレント映画)を上映中に、その内容を語りで表現して解説する専門の職業的解説者。活動写真を弁ずるというところから活動写真弁士(かつどうしゃしんべんし)と呼ばれる。略して活弁(かつべん)とも言うが、俗称である。無声映画期の活動弁士達は活弁と呼ばれることを酷く嫌った。単に弁士(べんし)ということも多い。関東圏では映画説明者、関西圏では映画解説者とも名乗っていた。』現在日本で活躍されている人は十数名と非常に少ないらしい。
 活弁士の山崎バニラさんは2001年にデビューされ、現在は声優としても活躍されている。『ドラえもん』のジャイ子役など出演作品は多数あるそうだ。公演前に楽屋まで挨拶に伺うと、とても気さくに話をしてくれた。とにかく印象的なのは声。山崎バニラさんのトレードマークが「ヘリウムボイス」と呼ばれる個性的な声とのことだが、私以上の高い声にビックリ!
 公演プログラムは3本立てだったが、メインはソ連映画(1927年)の『帽子箱を持った少女』(68分)とい無声映画。ピアノを弾き語る独自の芸風で観客を引きつける。私は68分があっという間の時間に感じられた。私もそうだが聞いていいた生徒たちも貴重な経験ができたことだろう。公演後にもお礼に伺うと、「生徒さんたちがとても静かに聞いてくれて嬉しかったです」とお褒めの言葉をいただいた。
我々は最先端ばかり追いかけてしまいがちであるが、日本の伝統も大切にしていかなければならないと強く感じた公演だった。生徒会長からの御礼の挨拶「清瀬高校生はこれからも活弁士の活動を応援していきます」という力強い挨拶にもしびれたよ。本当にありがとうございました。
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