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民泊体験に感動(300115)

2年生の修学旅行(1月10日~13日)に同行した。旅行先は福岡県と長崎県で、本校の修学旅行の目的は、平和学習と民泊体験である。
私の教員生活においては民泊体験を取り入れた修学旅行は初めての経験だが、本校では継続して民泊を取り入れた修学旅行を実施している。民泊を経験した3年生や先生方から聞くと、「民泊は楽しく貴重な経験ができた」との声がたくさん聞かれる。生徒の中には修学旅行後、個別に連絡をとり同じ仲間で再びお世話になったご家庭を訪ねた人たちもいたようだ。
残念ながら私は民泊先のご家庭を訪ねることはできなかったが、家庭訪問した先生方から生徒の様子を聞いた。
A先生「男子生徒が台所で魚をさばいていました。あの子がねえ!」
B先生「伺ったお宅には五右衛門風呂がありました。私も入ってみたいな。おまけに庭には手作りのピザ窯までありました。うらやましい。」
C先生「男子生徒が黙々と風呂洗いをしていました。」
D先生「生徒はみんなお母さんとお風呂に出かけてお父さんしかいませんでした。」
E先生「生徒はお母さんと一緒に海辺に夕日を眺めに行って留守でした。」
F先生「夕飯にイノシシの肉がでたようで、生徒は牛肉のようで美味しかったと言っていました。」
どの家庭の様子を聞いても、本校生徒たちが各ご家庭で温かく迎えられている
様子が伝わってきた。
その様子が確信できたのは最終日の離村式である。民泊家庭の代表の方のご挨
拶では、「自分たちには新しい子供や孫ができたと思っています。また再びこの
地を訪れてくれることを待っています。」と言ってくださった。式後は涙を流し
抱き合い、別れを惜しむ生徒の様子を見ていた私の目にはなぜか涙があふれて
きた。きっと生徒たちはかけがえのない体験ができたことであろう。
最近は海外への修学旅行に目が向けられがちであるが、こうして日本の原点に
触れる旅も大切にしていきたいと思う。
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