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陸上競技部

3月11日更新
第71期陸上競技部卒業
3年間陸上競技部で得た経験を胸に、新たな舞台へのスタートへ!

(写真は2019年5月の東京都総体)
 3月7日(土)に第71回卒業式が行われました。
式は卒業生と教職員だけで執り行われました。
陸上部の卒業生とは予行が行われた3月3日に
卒業記念品と顧問から激励の言葉を送りました。

 主顧問の笹川からはひとりひとりに対して感謝の言葉と
選手一人ひとりのエピソードを優しい言葉で淡々と伝えていました。
板橋高校陸上部にこれからもOBOGとして応援・サポートを
お願いし、また練習や大会で会うことを楽しみに、
再会を約束しました。
 

 3月11日は東日本大震災から9年という日になります。
各地で慰霊と祈りが捧げられました。被災者の方々の思いに今後も寄り添いながら
私たちができることをしていかなければいけないと思いを強くしました。
9年前の全国高校総体は岩手県北上市にて災害から4か月後に実施されました。
その岩手インターハイに私の恩師の当時南多摩高校の陸上部顧問
川島利治先生(現東大和高校)がのちに東海大学で箱根駅伝を2度駆け抜けた
高木登志夫選手と一緒に3000mSCに参加しました。その際大会後に津波の被災地を
選手たちと訪れ、さまざまな強い思いを胸に抱いたという話をチームに話してくれました。
 南多摩でも今陸上競技ができているのは当たり前ではない、だからこそ
日々の学校生活と部活にひたむきな気持ちで努力していこうという話をしていました。

 今現在も新型ウイルスの影響で学校が休校となり、例年とは違う状況では
ありますが、自分の体調に留意し、自分に必要な学習等を実施してほしいと思います。
 ”自分で考え、自分の判断で適切な行動をする”
選手たちにはこの状況の中でもそれぞれのレベルアップをしてほしいです。

 インターハイロードは4月25・26日の東京都総体第3支部予選会(江戸川)
からスタートします。新2・3年生、そして新1年生はそれぞれの準備をしてください。
日本全体が様々な影響を受ける中ではありますが、静岡インターハイが開催される
ことを日本中の高校生アスリートが願っていると思います。
今はそこに向けた心と身体の準備をしっかりしていきましょう。
 



1月20日更新

日本陸連主催令和元年度
U18関東高等学校陸上競技選抜合宿
山梨県 小瀬スポーツ公園陸上競技場


冬来たりなば春遠からじ 関東選抜合宿に参加して
顧問 笹川浩司
2019年12月25日~28日、山梨県小瀬運動公園山梨中銀スタジアムに於いて、関東地区の高校生精鋭アスリート達が集い、JAAFジュニア選抜関東ブロック強化合宿が開催され、本校から短距離2年男子(100m、200m)渡辺準斗と、中距離2年女子(800m)鈴木美呼の2名が参加し、引率教諭として顧問の笹川浩司が公認コーチ研修を兼ねて同行した。以前、私が20代のころ山梨でこの合宿に参加した時は、寒風吹きすさぶ中で行われたが、今回は温暖化の影響か、好天に恵まれた4日間であった。
3泊4日のスケジュールの中で、普段ほとんど接することのない他県の選手たちや指導者と一緒に、練習だけでなく寝食を共にする中で、様々な刺激を受けたであろう合宿であったと思う。見ていた限り、練習内容はそれほど目新しい事をやっていたようには見えなかったが、来シーズンライバルとなる仲間と過ごす中で、今まで考えなかったことや、競技に対する考えの違いなど校内あるいは都内での枠の中では感じることのできない何かがあったようである。二人とも合宿終了後の様子を見る限り、精神的に一回り大きくなったように感じられ、前より一層、探求心と自信に満ちた表情に変わっている。
おそらく気持ちは来年の関東大会に出ることではなく、静岡まで意識が突き抜けているのではないだろうか?
顧問としても期待せずにはいられない。このまま怪我をせず、早くシーズンが来てほしいと願ってしまうのである。

 
 

新年を迎えるにあたり

令和の年になり、初の新年を迎えることになりました。謹んでお慶びを申し上げます。
本校陸上競技部の生徒たちは日々練習を重ねながらも、昨日よりも今日、更に今日よりも明日、今までの自分に満足することなく変わろうと努力しています。昨年は、6年連続関東大会出場、都新人大会6種目入賞、U-18日本選手権出場、関東選抜新人大会3種目入賞等と都立高校としてはかなり目立つ活躍ぶりを果たした年になりました。部員の努力はもちろんですが、それを支えて下さったご家族、同窓会、PTA、生徒を送り出して下さった中学校の先生方、クラブのコーチ等、多くの方々のご協力とお力添えのお陰だと考えております。深く感謝を申し上げるとともに、今後ともご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
昨年の結果に満足することなく、インターハイ、国体など、更なる高みを目標に取り組んでいくことを目指していきます。
間もなく高校入試が推薦入試を皮切りにスタートいたしますが、受験生の皆さん、是非とも板橋高校に入学して、現在完成間近(3月から使用)になっているグランドで一緒に活動しましょう。新しいグランドには全長400m以上になるウレタンのブルートラックの外周走路や、50mの走幅跳・三段跳専用のピットが3レーン、走高跳のピットが40m×20m、いずれも駒沢競技場と同じブルータータン、その他、砲丸・円盤兼用サークル200m×8レーントラック、最新のマシーンが使用できるトレーニング室など、陸上競技をする環境としては都内では私学を含めても類を見ない恵まれた環境整備となります。グランド設計を工夫したことにより、野球やサッカーなどが活動していても陸上競技の練習ができる構造となっています。当然、環境だけでなく、指導陣も指導経験豊富な顧問2名と、専門的な外部コーチ2名体制で、的確な指導の下、選手の育成を行っています。これから益々本校陸上競技部が活発になっていくのは必至です。是非ともその仲間に加わってください。


板橋高校陸上競技部 チーム紹介
中学生の皆さん、こんにちは。
板橋高校陸上競技部顧問の大井晃史と申します。
こちらでは陸上競技部の紹介と活動報告をお伝えしていきます。


 本校陸上競技部は1年生から3年生合わせて30名で日々楽しく活動しています。
普段は学校にあるオールウェザートラックやトレーニングルーム、近隣のグラウンドで練習しています。
また水曜日や土曜日は練馬総合運動公園や大泉公園陸上競技場を活用し大会前のスパイクを履いたスピード練習や技術種目練習、
リレーのバトン練習やタイムトライアルを行っています。




本校陸上部の選手について紹介させていただきます。
選手は中学校時代に陸上経験のある選手だけでなく、中学校では他のスポーツに励んでいた選手も多く在籍しています。
普段の練習では、先輩・後輩、そして経験者と陸上競技が初めての選手がお互いに高め合いながら、教え合い、
練習メニューを考えるなどして活動しています。その中で6月14日(金)~17日(月)に行われた
関東高校陸上(茨城県 笠松運動公園)に本校2年生男子が男子100mに出場を果たし、準決勝へと進出しました。
決勝をかけた準決勝も4着までが決勝進出の中で5着、100分の2秒差という僅差ながら予選10秒74、準決勝10秒80と
自己新の走りで関東の舞台を駆け抜けました。準決勝に進出した関東の高校2年生の中で3番目のタイム、
来年に向けて大きな経験を積むことができました。
 この2年生男子は中学校時代バスケットボールの選手でした。陸上部の仲間たちと努力してきた結果、2年生で関東の舞台に立つことができました。
またまた6月の大会まで主将を務めていた3年生の女子選手はテニスから転向し、100mで都大会準決勝に進出するまでになりました。
また女子800mで都大会8位の2年生の選手、昨年の関東新人大会に女子400mHで出場した2年生の選手も、
それぞれ水泳・サッカーの選手でした。そういった陸上競技に初めてチャレンジする選手が、
経験のある選手たちと一緒に強くなることができるのが板橋高校陸上部の強みでもあります。
 私たち陸上競技部は陸上競技経験者も初めてのひとも大歓迎でお待ちしています。
是非陸上競技部の練習に参加していただき、チームの雰囲気を感じていただけたら幸いです。


 
 私は前任校が八王子にある南多摩中等教育学校で、7年間陸上競技部の顧問を務めさせていただきました。
中学生の陸上の大会にも参加し、地域別大会、東京都中学総体、東京都中学通信、
関東中学陸上、全日本中学陸上と多くの経験をさせていただきました。中学生の皆さんは5月6月の地域別大会、
そして8月に山梨県で行われる関東大会と大阪府で行われる全国大会へとつながる7月の都大会に向けて練習に励んでいると思います。
是非チームのため、仲間のため、そして努力してきた自分を信じて、自己新記録を目指してほしいと思います。
板橋高校陸上競技部は皆さんを応援しています。お互いに大きな目標に向かって頑張りましょう。                      
 
 最後に、板橋高校では文化・スポーツ等特別推薦入試を実施しております。今年も男子5名と女子1名がこの推薦入試に合格し、
本校陸上競技部の一員となりました。また一般入試から入学した選手も多数います。学業と部活動を両立し、
全国高校総体・関東大会・東京都高校駅伝、そしてそれぞれの自己新記録更新を大きな目標に一緒に陸上競技にチャレンジしてみたい
という中学生を私たち板橋高校陸上競技部は心からお待ちしています。
ご質問や練習参加に関しては陸上競技部顧問までご連絡していただけたらと思います。よろしくお願い致します。

 連絡先 板橋高等学校 東京都板橋区大谷口1-54-1  TEL 03-3973-3150    FAX 03-3959-6591 
                                陸上競技部顧問  笹川浩司  大井晃史 
1月20日更新







11月11日更新
令和元年度東京都高等学校 
第2・3支部秋季陸上競技大会



 令和元年度の高体連の公式戦が今回の秋季競技会で一区切りとなりました。
今大会においては、冬季練習に向けた課題を見つけ、それぞれの来シーズンの目標を達成するために
何が必要なのかを再確認するための大会と位置付けて臨みました。
 記録においては男子200mで関東準優勝の選手が21秒83(+1.2)の自己新記録をはじめ、その他の種目や
男女のリレーなど来シーズンに向けての収穫となる大会となりました。またそれぞれの選手にとって力不足も実感し、
この冬にやるべきことを明確にしながら、チームはまた新たなスタートをきります。

 今回は板橋高校陸上競技部主将、そして関東大会に進出した2年生二人の大会を終えての言葉と
中学生の皆さんへのメッセージを掲載させていただきます。
 
 「2019年シーズンを振り返って」 主将 2年 寺川竜輝

 11月9.10日の秋季競技会で今シーズンが終わりました。振り返ってみると、6月に代替わりをして自分が部長となり新体制でス タートしました。今まで先輩の姿を見てきて部長がどれだけ大変なのか少しは分かったつもりでしたが、いざ自分がなってみると想像以上に部長の重みや責任感を痛感しました。それは、競技面にも表れ夏からは調子が上がらず、秋には怪我をしてしまい9月からレースに出れず今シーズンが終わりました。個人的には、悔しさが残るシーズンでしたがチームでは、春の悔しさを各自胸に刻み、夏合宿などみんなで切磋琢磨し合いながら夏を乗り越えました。秋からの新人戦では、都大会に17種目出場し関東大会では3種目出場そして入賞と仲間達がたくさん活躍してくれました。陸上競技部というのは、色々な種目の人が集まり一つの部として成り立っています。板橋高校の陸上部は、一人一人考え方が違い目標も違います。ですが、全員が共通して心に思っていることがあります。それは「自分を変える」ということです。今の自分に満足せず、より上の舞台を目指しています。そして、これからの冬季練習、来シーズン勝てるようにチームが団結し練習に励んでいます。自分もまだまだ部長として未熟ですが、チームをより良くし、中心にしっかり立てるように副部長をはじめ仲間達に支えられることが多いですが、これからもっともっと成長できるように部長を務めていきたいと思います。
 中学生のみなさん‼️
板橋高校の陸上部は、競技面を高めるだけではなく、人間性も成長できる部活です。少しでも興味を持ってくれた方は是非、部活動体験に来て頂きたいです。そして、板高陸上部の良さを感じてもらい板橋高校を選んでくれたら嬉しいです


 

 

 


 「南関東総体・関東選抜新人で得た経験値」  2年 渡辺 隼斗


南関東総体
 沖縄インターハイに繋がる6月の南関東総体はとても悔しい結果だった。万全な調子で自信もあり、実際は予選でもベストをたたき出していた。そしていざ準決勝。1位とは大差を付けられ、準決勝で敗退。シンプルな実力差で負けた。衝撃だった。今更、自分がどんな舞台で走っていたのか知らしめられた。これからは、この壁がを超えるのが目標なのだと実感する大会だった。
関東選抜新人
 10月の関東選抜新人は短距離両種目とも2位で、満足いくものだった。そして同時に、更に上のステージを目指す上で今立ち塞がる壁の高さを再認識出来た。1位の選手はインターハイ四継を務めた選手であり、両種目ともその選手に勝てなかった。インターハイへ進むためには、自分自身の限界を乗り越える必要性を感じることが出来た。これからの為になる、刺激あるいい大会だったと思う。
 中学生の皆さんへ
高校生になる事で、自分の価値観がまた一新されると思う。陸上への向き合い方も学び直すこともあるかもしれない。板橋高校は、やりたいことはやらせてくれる自由な部活なので、新しい知識や好奇心を抵抗なく受け入れやすい場所だと僕自身も思う。もし高校での陸上活動に不安を感じるなら、板橋を選んで欲しいと思う。

 


 「U18日本陸上競技選手権・関東選抜新人を終えて」 2年 鈴木 美呼

  U18日本陸上競技選手権、関東新人大会を終えて私はたくさんの事を得られました。
1つは、大きな舞台で戦い抜いたという経験です。今まで都大会の決勝までしか走れなかった私にとって、この2つの大会は憧れであり、目指していた場所でもありました。本調子ではなかったものの、インターハイ出場者や、入賞者の選手達と走れた事は絶対にこれからの陸上人生で大きな糧になると思います。
2つ目は、悔しさを忘れないという事です。関東新人大会では決勝4位という結果に終わりました。最後の最後で抜かされたあの瞬間は今でも思い出すだけで悔しさが込み上げてきます。この悔しさは何があっても忘れないようにし、どんなに辛い練習でも「悔しい」と言う気持ちがあれば乗り越えられる、と前向きな考えでこれからの練習に取り組んでいこうと思いました。
中学生の皆さんへ、板橋高校陸上競技部では未経験者から経験者まで幅広い選手達が入部しています。私自身も今までは、陸上ではなく他のスポーツをやっていました。そして本格的に「陸上競技部」と言う部活で活動を始めたのも高校に入学してからであり、私以外にもこの様な選手達がたくさんいます。 
部員一人一人がレベルアップできるようなアドバイスを顧問の先生たちはたくさん教えてくださったり、トレーニング器具も充実しているので、とても良い環境で練習が出来ると思います。陸上競技を「やった事ないけど興味がある!!」「自分自身の能力をもっと高めたい!!」と思っている人がいたら、ぜひ板橋高校に来てください!!

 


  選手たちは様々なことを自分自身で考え、自分の陸上競技に真剣に向き合い努力しています。
是非この選手たちと一緒に、陸上競技を楽しみ、そして厳しい練習をともに乗り越え
2020年静岡インターハイを、そしてそれぞれの自己BEST更新を目標に
板橋高校陸上競技部の一員として活動していきたいという中学生をお待ちしております。
 11月24日(日)の学校説明会が午後から行われます。24日の午前9時から練習を行います。
今後とも、陸上競技部の見学・体験のご連絡をいただければと思います。
 文化・スポーツ特別推薦入試についてのご相談も、学校にて受け付けております。
今後とも板橋高校陸上競技部をよろしくお願い致します。
                   陸上競技部顧問  笹川 浩司 大井 晃史




10月24日更新
令和元年度 第23回
関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会
10月19日(土)~20日(日)
千葉県総合スポーツセンター東総陸上競技場

男子100m 10秒70 準優勝!!!


男子200m 22秒02 準優勝!!!



 男子100mと200mに出場した渡辺隼斗は、大会前日から競技場に入り、しっかりと練習を行った。
6月の関東大会では準決勝まで進出し、惜しくも決勝、そして沖縄へは繋がりませんでした。
そして今回、出場選手中、東京都100m200mNo.1の実力を身につけ、新人関東の舞台に上がった。
 男子100m予選は10秒76と余裕のある走りで1着通過を果たし、決勝へ。
埼玉の自己ベスト10秒58の西武文理高校の選手との勝負となった。
惜しくも優勝は出来なかったが、見ごたえのある100m決勝で熱い走りを体現してくれた。
 翌日の男子200mでは予選を2着通過し決勝へ。
脚に不安がある中でのレースとなったがいちばん外側の9レーンに入りスタートから
見事な加速とコーナーリングで、直線へ。先行していた関東のライバルたちを次々に抜き去り、2位でゴールへ。
こちらでも100mと同じ選手に負けはしたが、準優勝という快走で、
板橋高校陸上競技部の力を関東の舞台に見せつけた。
 今年負けた西武文理の選手にリベンジを果たすのは、静岡インターハイの舞台。
この冬を力強く越え、大きな夢の舞台へ!


女子800m 2分16秒08 第4位!!!



 関東でのみ経験できるレース、そしてその舞台で感じた悔しい気持ち。
100分の1秒差で負けた所沢西の選手に、次は静岡インターハイの舞台で勝つために。
この関東大会で流した涙は、
必ずや次のステージに繋がっている。広島で戦ったライバルたちとも来年静岡で再会し、
必ず勝つために。この冬やるべきことはたくさんある。
千葉で流した悔し涙を、来年の熊谷の南関東で全国への、そして静岡インターハイでのうれし涙へ!
さらなる飛躍を、板橋の仲間たちとともに!




関東高校選抜新人大会を終えて  
顧問 大井 晃史

 台風19号が列島に猛威を振るいました。今回の台風によって犠牲になられた皆さまのご冥福を
お祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆さまが安全で健やかな毎日を過ごせますよう、1日も早い復興をお祈りいたします。
 そして開催県となる千葉県では15号の被害から復旧が進み始めた中での台風19号。
そのような中での関東高校選抜新人大会の大会実施にあらためて心からの感謝を申し上げます。
千葉県高体連陸上競技部の皆さま、関係者の方々、本当にありがとうございました。
令和元年度第23回関東高校選抜新人大会は千葉県旭市にある
千葉県総合スポーツセンター東総陸上競技場にて10月19日20日の日程で開催されました。
1都7県を勝ち上がった各都県3名の高校生が関東新人王者を
目標にそして来年の静岡インターハイに繋がる
それぞれの経験値を積み上げるために集結しました。
板橋高校陸上競技部からは男子100mと200mと
女子800mの出場となりました。女子800mに出場の選手は19日に広島で実施された
U18日本選手権から千葉県に来てから20日のレースに参戦となりました。
これも大きな経験になったことでしょう。
 チーム全員で掴み取った関東大会の結果、
素直に喜びつつもあらためて気持ちを引き締めて来年の静岡へ!
2020年東京オリンピックの年に実施される高校生の夢の舞台で、
板橋高校陸上競技部のユニフォームが颯爽と駆け抜ける姿を夢見て・・・。
今回も家族や先生方、そして経営企画室の方など様々な方々にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
結果で恩返しができるように、さらに精進していきたいと思います。
今後とも応援・ご協力のほどよろしくお願い致します。


U20・18日本陸上競技選手権大会観戦記 ~初めての全国大会に挑む~  
顧問 笹川 浩司

昨年度まで愛知県の瑞穂陸上競技場で開催されていたU-20・18日本陸上競技選手権大会が、
今年度から広島県のエディオンスタジアムで開催されることになり、
本校の2年女子鈴木美呼が800mの標準記録を都総体でクリアしていたので、出場する運びとなった。
開催日が千葉の東総陸上競技場で行われる関東選抜新人大会と重複していたが、
800mの日程が1日ずれていたこともあり、今回は本人の強い意志の元、遠征のはしごをすることとなった。
いずれにしても、本人にとっても本校陸上競技部にとっても初の全国大会出場という快挙となった。
競技前日に新幹線で広島まで4時間の移動、中間考査の最終日ではあったが、遠隔地への遠征ということで、
公欠をもらい午後に到着。あいにくの雨模様であったがサブトラックで軽く調整練習をした後、
宿舎にもどり翌日のレースに備えた。手ごたえとしてはかなり調子が良さそうである感じであった。
大会当日、天気は降ったり止んだりを繰り返し高湿度の状態であったが、レースが始まるころには何とか回復してくれた。
彼女にとって、全国レベルの大きな大会は生まれて初めての経験であり、何から何までが新しい出来事であり、
緊張の連続であったに違いない。特にレース前の召集所での時間の経過などは、
かつてないほどのプレッシャーに押しつぶされそうな気持ちになったことであろうと思う。
そのような中で、レースの号砲が鳴った。レース前のアドバイスで、
『後ろに付かないで積極的に前に出てレースを引っ張って、順位よりタイムを狙う展開にしよう。』という確認をしたが、
200mまでは先頭に出て、ラップも30秒で予定通りであったが、さすが全国レベルの選手たちはそう甘くはなかった。
すぐに飛び出そうとした鈴木の前方・側方を塞ぎ、飛び出さないようにいわゆるポケットされた状態になり、
リズムに乗れないまま走らされ、600m付近で先頭集団から引き離されたままゴール。
結果は予選4着で2分15秒80 と、2分13秒03で走っている彼女にとっては、
 調子が良かっただけに不本意な結果となった。
全国レベルの選手たちとレースをしたことで、タイムだけでなく試合巧者であり、
精神的にも優位になっていないとレース前に負けてしまうなど、
今まで気付きようがなかったことに課題を見つけ、より強い選手になるためのきっかけを掴んだのではないかと思う。
決勝に残れなかったことで、多少の時間的余裕が出来たので、
帰る前にせっかくだから原爆ドームや資料館を見学しようということになったが、
直前に、『やっぱり見ないで帰ります。』と、きりりとした顔で言ったので、
何かを決意したのだなと感じ、『ならばそうしよう、すぐに東京に戻ろう。
来年また広島に来よう。その時に見に行くことにしよう。』と伝えると、すがすがしい顔で、
『はい、そうします。』と返事が返ってきた。
来年はU-20の標準記録を破り、大学生を含んだ戦いにチャレンジすることを目指す。
 今後とも皆さんの応援をよろしくお願い申し上げます。



9月24日更新
令和元年度 第71回
東京都高等学校対校新人陸上競技選手権大会
兼関東高校選抜陸上競技大会予選 

9月21日(土)~23日(日) 駒沢オリンピック公園陸上競技場

第23回関東高校選抜新人大会(千葉県総合スポーツ東総陸上競技場)
男子100m・男子200m・女子800m出場!
女子400mH第7位!男子800m第8位!男子三段跳第6位入賞!!!

 チーム板橋全員で掴んだ男子総合18点女子総合8点!!!
出場した選手たち、その選手たちを全力でサポートした仲間、
そして選手の競技動画撮影やタイム計測をしてくれた仲間、
都大会の競技運営で走幅跳や走高跳の補助員として活躍した仲間、
そして日頃からお世話になっている保護者の方々をはじめ多くの方の
応援のおかげで板橋陸上部は戦い抜くことができました。




男子100m 10秒67(+1.3) 自己新の走りで準優勝!!!U18全国ランク第27位の大記録!

男子200m 22秒25(-1.5) 準優勝!!! 予選向風8.5mなど嵐の中で激走!


女子800m 2分17秒01 第3位!!! 仲間の声援を力に! U18へ! 関東選抜へ!


女子400mH 1分05秒51 第7位!予選・決勝と自己新の走りで入賞!来年さらなる飛躍へ!


男子800m 2分01秒19 第8位! 先頭を引っ張る積極的な走りで来年につながる入賞!

男子三段跳 13m62(+3.4) 第6位! 追い風参考ながら自己新の跳躍!来年への試金石!

その他の選手たちも都新人大会の舞台で板橋のプライドを胸に戦いました!








努力の結実 ~都新人を終えて~
陸上競技部 顧問  笹川浩司  
 
 日本列島に台風が接近・通過する中、東京都高等学校新人陸上競技大会が開幕。
特に3日目は8m以上の突風が吹き荒れる中、競技が進行していった。
風による運・不運も勝敗に大きく影響を与える条件の下、本校の選手たちはよく戦った。
私が知っている限り、都大会では入賞者数が最も多い時が、3種目であったが、今回は7種目で決勝進出、
6種目で入賞者が出て、しかも3種目が関東選抜に進出する結果となった。板橋高校としては快挙である。
ある競技役員の先生が、
『どの競技にも、いつも板橋高校の生徒が目についたよ。』と言っていたが、確かに、
板橋の選手がいつも積極的にレースを引っ張り、ゴール前で競り合い、激しい順位争いに加わる姿が
例年より多く感じられた。
7月、8月と競技会を連戦し、支部予選を勝ち抜いてきた選手たちに『今度の試合は結果を出すべき試合で、
今までのトライアル的に出場する試合とは違うぞ。』と言ってきた通り、彼らは努力を結果として成績に残した。
ふっと、夏合宿で吐きながら、坂登走にトライしていた彼らの顔が浮かんできた。
努力は嘘をつかないということを自身で証明してくれた。ただ、今回出場した選手たちそれぞれには各々、
感じるものがあったと思う。都大会に出場しただけで満足した。決勝に残れなくて悔しく思った。
入賞を逃して悔しかった。
入賞はしたけれど、もっとタイムが。抽選で決勝に行けたのに結果オーライ。リレーで出場出来てラッキー。
リレーがベストメンバーで臨むことが出来なくて残念。等々、思うことはチーム内でも様々だと思う。
ただ、今回の新人大会に臨んだ板橋高校生は、補欠もマネージャーも全ての生徒が明らかに経験値を上げ、
成長したことは紛れもない事実であり、次に繋がるであろう行動をし始めている。
更に、嬉しいことに数人の競技役員の方から、補助役員で手伝っている板橋高生が献身的に仕事をしてくれたと、
お褒めの言葉を頂き、それが妙に嬉しく、競技での活躍と同じくらいに、板橋校生を誇らしげに思えたのである。
 この先、広島でのU-18日本選手権大会と、千葉での関東選抜新人大会がともに10月に開催され、
2名の選手が出場を予定しているが、是非とも納得のいくレースにしてもらいたい。






9月3日更新
令和元年度 東京都高等学校対校新人陸上競技
選手権大会 第2・3支部予選会

8月30日(金)~31日(土) 江戸川陸上競技場

令和初の夏を越え、秋の新人戦へ!
9月の東京都新人、10月の関東選抜新人大会を目指し予選大会を戦いました。
個人種目15種目、男女リレー4種目すべてで都大会へと進出しました!
リレー4種目都大会進出は板橋陸上部初の快挙となりました!
男子は100m第1位、200m第3位、800m第5位、走り高跳び第3位
走り幅跳び第1位、三段跳び第2位・第7位、やり投げ第4位・第5位
女子は400m第2位・第3位・第4位、800m第2位、400mH(標準記録)、走り高跳び第7位
以上の種目で東京都新人大会を戦います!
次の都大会で第3位までに入賞すると、10月に千葉県で行われる
関東高等学校選抜新人陸上競技大会への出場権を勝ち取ることができます。
板橋高校陸上競技部全員の力を合わせ、頑張っていきたいと思います。
また10月18日(金)~20日(日)に広島県広島市の広島広域公園陸上競技場
で行われるU18日本陸上競技選手権に女子800mで出場することが決まりました。
来年の2020静岡インターハイに向けたハイレベルなレースを経験してきたいと思います。
今後とも応援・ご協力のほどよろしくお願い致します。





男子マイルリレー

男女4×100mリレー

男子800m

女子200m                男子400mH

男子200m                男子400m

男子走り幅跳び

顧問 笹川浩司より”夏合宿後記、そして新人大会へ”

 期末考査が終わり、夏休みに入り数日間トレーニングした後に7月31日まで恒例の夏季強化合宿を新潟県石打にて実施。スキー場の坂や河川公園の芝スロープ等を利用した走力向上を目的とした強化合宿を行っています。学校のグランドや競技場では出来ないシチュエーションでのトレーニングを経験すると、毎年部員たちはその後、見違えるような力を身に着け、秋以降に良い結果を出してきます。今回の合宿も『リミッターを外そう』をテーマに掲げて、体も心も一回りも二回りも成長することを目標にトレーニングを積み、限界を目指しました。二泊三日の短い合宿ではありますが、内容の濃い充実したものに今年もなりました。勿論、トレーニングの場面だけでなく、昼休みの休憩時間には河川公園の河原で、ウォーターマッサージを兼ねた河原遊びやピクニックランチなど、気持ちをリフレッシュしながら大自然の恵みを楽しみ、再び限界まで追い込む練習にトライして、一生忘れられない思い出を作ったのではないかと思います。また、宿泊した石打丸山スキー場の中腹にある第一ヒュッテからの眺めは、東京では決して見ることのできない美しい景色で、アルプスの少女ハイジが出てきそうな眺めです。食事も美味しく、魚沼産のコシヒカリに地元で作った新鮮な野菜、子供たちは毎食お代わりをしながら残さずきれいに平らげていました。宿の人たちには感謝感謝しかありません。
そんな充実した合宿から再び東京に戻り、秋の新人大会に向けての練習が8月から開始。
トレーニング効果を確かめるべく、16日に支部夏季競技会、22日に都立校戦を経ていよいよ30,31日に支部新人に突入。疲労が抜け切らず、完璧な状態ではない選手もいた中、結果は都大会進出、個人15、リレー男女とも4継、マイル、計19種目となり、最高の結果となりました。今回の合宿で、自分のリミッターを外すべく努力した結果が現れたことは間違いないでしょう。ここから更にギアを上げ、都新人あるいは関東選抜に向けて戦っていきます。本校陸上競技部に関わって頂いたすべての方に感謝し、更なる応援をして頂けるよう突き進んでいきます。

2019板橋高校陸上競技部夏合宿テーマ
「リミッターをはずそう!」

 新人大会をはじめ、秋以降の競技会で笑うか泣くかは、この合宿でどれだけ辛いこと を克服できるかどうかだ。
大事な試合で笑いたかったら、この合宿で苦しいことに立ち向かえ。
そして、心のリミッターを外せ!
ハンマー投げや重量挙げの選手が、大会本番に自己ベストをたたき出すケースがあります。自分が思った以上の力、いわゆる火事場の馬鹿力が発揮された状態です。果たしてこの力、厳しいトレーニングを積んだアスリートが極限状態に追い詰められた時など、限られたシチュエーションでしか出せないものなのでしょうか。
 もともと人間の脳は筋肉や骨の損傷を防ぐため、脳で意識的にコントロールして使える力を抑制するリミッター(安全装置)が掛けられていると言われています。そのため過度の緊張や危険が迫っている状況など精神的に追い詰められている要素がない通常時はどんなに頑張っても『心理的限界』とよばれる、自分の意識の中での限界だと思っているところまでしか力が発揮できません。しかしリミッターが外れた時は『心理的限界』を超えて普段は出せないところまで筋肉の本来持っている力、『生理的限界』と呼ばれるところまで解き放つことが出来るのです。ちなみに『生理的限界』のおよそ70%が『心理的限界』だと言われており、いかにリミッターを外せるかが、ハイパフォーマンスのカギとなります。
この生理的限界まで一時的に近づける方法の一つが、ハンマー投げの選手のように大声で叫ぶこと。叫ぶことによって脳の興奮水準が高まり、その瞬間に使いきれていなかった筋肉を動かすために必要なところが一気に覚醒して、無意識的に通常以上の力が発揮できるのです。また別の方法としては、自分に暗示をかけるように不安を消し去り、目の前のことに焦点を合わせてポジティブなイメージだけを持つ、たとえば静かに祈るように目をつぶって雑念を払い、『自分はできる』とココロのなかで言い聞かせるのが効果的。これは記憶力をはじめ脳の潜在能力を最大限活用したい試験の時などにも活用できます。



8月5日更新
令和元年度 板橋高校陸上競技部 夏季強化合宿
7月29日(月)~31日(水) 新潟県南魚沼郡石打丸山

秋の都新人大会、関東高校選抜大会
そして全国大会U18日本陸上競技選手権に向けて
板橋陸上部全員の個々の力、そしてチーム全体のレベルアップを
目標に今年も夏季強化合宿に挑みました!



初日; お世話になる宿舎に到着すると、午前の練習へ。石打丸山のゲレンデの山の上にある傾斜のある坂で
  走ドリルを中心に練習しました。午後は登川の近くの芝生走路にて、技術練習、走練習を行いました。

2日目; 朝の散歩では宿舎からさらに高い場所へと移動し、体操をしました。景色がとてもきれいでした。
   午前中の練習では大蔵運動公園のオールウェザー走路での走り込み、芝生でのダイナマックスや
   メディシンボール投げを行いました。そして中距離陣はゲレンデ沿いの全長1500mの坂に
   チャレンジ!この練習は、今後のレースに向けて必ずや自信になるものとなりました。

    午後は小学校のグラウンドを貸し切り、200mのインターバル走、個々の走り幅跳び、やり投げの
   種目練習を行いました。雨雲が迫ってきて、大雨になるかと思われましたが、うまく雲がそれて
   くれました。その頃宿舎付近は、大変な大雨になっていたそうです。2日目を終え、選手たちにも
   疲労の色が出てきましたが、OBとして参加してくれた先輩がケア方法や、個別マッサージで選手
   の回復に努めてくれました。



3日目; 午前中は昨日同様に大蔵公園の横の300mほどの坂で、ピラミッド坂ダッシュを全員で
   行いました。疲労もある中で、質の高い良い練習ができました。そして宿舎に戻り、最後の練習
   としてゲレンデ坂で60m+30mの坂ダッシュを、選手たちは気持ちを盛り上げながら最高の
   雰囲気で実施しました。今回の合宿のテーマの一つ「リミッターをはずす」がひとりひとりの
   走りの中で体現されていました。その後、昼食を食べ、宿舎の方にお礼の挨拶をして、岐路に
   つきました。

 今後は夏季競技会、都立高大会を越え、新人支部大会へと繋がっていきます。都新人から関東新人へ!
そして先日の大会で追い風2.3mながら200mでU18全国大会の標準記録を越える21秒68を記録した
2年生が100mでもあと100分の1秒と迫る全国大会標準突破を目指します。すでに女子800mでは
標準を突破しているので、広島で行われるU18全国大会で全国のライバルにチャレンジします!
 そしてチーム全員としても、それぞれの自己記録更新、そしてひとつでも上のステージへ!
これからも板橋高校陸上競技部のチャレンジは続いていきます。今回の夏合宿では保護者の方をはじめ
多くの方にお世話になりました。あらためて感謝申し上げます。今後とも応援・ご協力のほどよろしく
お願い致します。            板橋高校陸上競技部一同       
 

 


6月3日更新

令和元年度
秩父宮賜杯第72回全国高等学校陸上競技対校
選手権大会 南関東地区予選会
茨城県ひたちなか市 笠松総合運動公園 



関東大会を終えて    
陸上競技部 顧問 笹川浩司

 
6月15日(土)、茨城県笠松運動公園陸上競技場は、予報通りの激しい風雨の中、南関東10:55男子100mは予定通りスタートした。
前日練習では晴天に恵まれる中、サブトラックで練習を終えた選手の顔には自信に満ちた不敵な笑みが見られた。出身中学である牛込三中では、バスケットボール部に所属していたので陸上競技は始めて2年目、そんな彼が、関東中から集まった陸上競技の猛者の中にまぎれ込むと、緊張しすぎて押しつぶされてしまうのではという心配をよそに、いつものようにヒョウヒョウといつも通りにウォーミングアップをしているではないか。そんな様子を見ていて、普通の子ではないと確信した。『明日は間違いなく嵐のようだからな。そのつもりでレースに臨むんだぞ。雨や風をむしろ味方にするんだ。』と、告げると。ニヤッとしながら、『何だか調子がよさそうなんで、明日はいけそうです。』『そうか、じゃあもうダウンして、召集場所を確認して帰ろう。』
朝を迎えたら案の定雨模様。『こうなったら中途半端に降らないで、ジャンジャン降ってビュンビュン吹いて、大番狂わせで沖縄に行こう。』とげきを飛ばし、競技場までの道のりをポジチィブな会話で過ごした。やはり、彼はいつものようにヒョウヒョウとウォーミングアップを行い、召集所に向かった。ちょうどその頃、仲間の部員が応援に駆け付け、いよいよ予選の火ぶたは切った。
都総体もそうであったように、彼は相手が速ければ速いほど自分も速くなるようで、この大舞台で自己最高記録の10‘86を更新する10’74で予選を4着で通過したのである。
約2時間後の準決勝もこの調子であれば、通過しそうな雰囲気で、本人も意気揚々と陣地に戻ってきた。『さあ、準決勝も頑張れ、4着以内であれば決勝進出だぞ。』と、ずぶ濡れで着替えている彼に話しかけると、キラッと目が光り、うなずいた。
いよいよ大事な準決勝、風雨は益々横殴りの雨となり、傘を差しても屋根の下にいても雨は容赦なく全身を濡らしていく。走る選手も大変だが、審判や応援も相当辛い状況である。
準決勝 5着10‘80 残念ながら4着の選手とは0,02差で決勝進出とはならなかった。
これで、沖縄インターハイへの道は途絶えてしまったが、台風並みの風雨の中で、2回とも自己ベストで、しかもその記録は、全国高校選抜大会の標準記録を突破するレベルの高さであり、忘れていけないのは、彼はまだ2年生だということである。
来年に向けて、とてつもなく良い経験をすることができたに違いなく、来年の静岡インターハイへの大きな原動力になったことは間違いない。今後の活躍が期待せずにはいられない。
最後に、サポートの2年生も今回の結果に大いに貢献した。ご苦労様。


6月3日更新
令和元年度
第40回東京都高等学校陸上競技
第2・3支部学年別大会 
江戸川陸上競技場   6月1・2日

3年生を中心に2年生、そして1年生も力を発揮し
合計11種目で入賞を果たしました!
ここから、沖縄インターハイをかけた関東高等学校陸上競技大会の舞台へ!
そして7月東京都選抜・1年生大会、そして夏季強化合宿へと繋がっていきます!
今以上にレベルアップし、仲間との絆を深め、躍進していこうと思います!
そして3年生から2年生へと主将が変わり、また新たなスタートを切りました!
これからも板橋高校陸上部全員の力を合わせて
大きな目標に向かって成長していきます!
今後とも応援・ご協力のほどよろしくお願い致します。
陸上競技部一同

5月27日更新

”大躍進中!”

いよいよ、2019年度シーズンが開幕した。冬季の地味で苦しい練習も目標を明確に取り組むと、あっという間に月日が過ぎていくようで、やり足らない気がする者もいるようで、トレーニング中毒になってしまったようだ。とにもかくにも開幕したのだ。
4月1日から早速、2・3支部春季競技会が始まり、男子100mに出場した2年生は、早くも10.98をたたき出し、本人はもちろん他校の生徒や先生方がビックリ。「板橋の100mの子は一体誰?誰?誰?」
という質問を次々と受けるはめになった。しかも強い向かい風の中でのレースでシーズン初めに、まさか板橋の選手が・・・しかし、これはまぐれではなく序章に過ぎなかったのである。支部予選を3着で難なく通過し、GW中に出場した足立区競技会では10.86の大会新記録で走り、いつでも安定して10秒台が出せることを証明した。
そしていよいよ都総体がやってきた。予選はスタートで頭が上がってしまい、11.07だったがプラスで拾われ準決勝進出。準決勝でも同じような走りをしたが、中盤の加速がよくなり、10.95でまたもやプラスで拾われ、ついに決勝進出を決めた。
決勝前のアップで秘策を伝授。「スタートして8歩までは顔を上げないこと。フィニッシュではパンチングすること。これさえすれば、関東大会行けるぞ。一発かまして来い!」
まんまと、術中にはまり、スタートでは体が起きることなく反応し、中盤で競り合いながら6番手あたりについて、ゴールではパンチングトルソーでフィニッシュ。功を奏して4着、11.03でゴールした。
振り返れば、彼は陸上部のない牛込第3中から一般入試で入学。最初は水泳部に入ろうか迷っていたらしい。筋力が弱かったせいか、1年生途中で腰を痛めてしまい、補強トレーニングの毎日を過ごしてきた。完治した後はそれまでの分を取り戻すように練習に取り組み、この冬は充実した練習の日々を送ることが出来た。
来たる6月15日の茨城県笠松運動公園陸上競技場で開催される関東大会に向け、沖縄の空の下でレースをすることを夢見て、頑張っているところです。皆さんの応援、よろしくお願い申し上げます。
また、女子800mに出場した2年生は予選レースで2分13秒04の自己ベストでレース1着で走り抜き、決勝進出を決めた。翌日の決勝では残念ながら8位に終わったが、予選でのタイムは、U-18日本選手権の標準記録を突破しており、広島で開催予定の同大会に出場資格を獲得した。今後のさらなる活躍が期待される。
更に男子三段跳に出場した1年生は13m00で自己ベストを35cm更新。
男女の4×100mRもチームベストを更新、女子4×400mRは6秒短縮のチームベストで走り切った。みんな頑張っている。まだまだ頑張れる。もっともっと伸びる。楽しみでならない。

その他3年生を中心に東京都大会をチーム全体で戦い抜くことができました。
目標とする関東大会出場が叶わなかった投てきの3年生、コツコツと投げ込み、仲間の声援を背に自己ベストの投てきを見せました。
板橋高校陸上部を牽引してきた3年生、ありがとう。
まだまだ3年生の力が必要です。後輩たちに、その背中をこれからも見せていってほしいですね。
陸上競技部顧問 笹川浩司

5月20日更新
令和元年度
第72回東京都高等学校陸上競技対校選手権大会
駒沢オリンピック公園陸上競技場   5月11・12・18・19日




男子100m 第4位! 南関東大会進出の快挙!
ハイレベルな東京都の男子100mのライバルたちと戦い、第4位入賞!



予選11秒07 準決勝10秒95 決勝11秒03 と予選・準決勝をプラス通過ながら
決勝では私立の強豪校を相手にハイレベルな東京の男子100mを第4位で走り抜き、見事関東大会への切符を手に入れました!
板橋高校陸上部全員で勝ち取った南関東大会となりました!

以下は4日間の選手たちの活躍の様子です。



        女子400m                       女子100m

          女子400mH                    男子砲丸投げ

          女子走り高跳び                 男子走り幅跳び

        女子4×100mリレー                男子4×100mリレー

          女子800m予選                 女子三段跳び

        女子4×400mリレー

          女子4×400mリレー

           男子円盤投決勝                男子三段跳び

          女子800m決勝

              陸上部員全員大きな声で仲間への応援

東京都総体4日間が行われました。
東京都で第6位まで入賞すると進出する関東大会を目指し板橋高校からは17種目の出場となりました。
陸上競技部の先輩・後輩・同期、そして家族やお世話になっている多くのひとに感謝し、結果で恩返しができるように板橋高校陸上部全員で都大会を戦っていきたいと思います。今後とも応援・ご協力のほどよろしくお願い致します。

また6月14日(金)から17日(月)に茨城県の笠松総合運動公園陸上競技場において
行われる関東高等学校陸上競技選手権大会に男子100mで出場します。

15日(土) 10:55 南関東男子100m予選

板橋高校の代表、そして東京都代表として沖縄インターハイをかけて
板橋高校陸上競技部全員の力を合わせて戦ってきたいと思います。
応援のほどよろしくお願い致します。
                                            板橋高校陸上競技部一同







令和元年度東京都高等学校対抗陸上競技選手権大会3支部予選


冬季練習を越え沖縄インターハイへとつながる東京都大会の予選が行われました。男子は100m・200m・円盤投・砲丸投・やり投・走幅跳・三段跳の7種目、女子は100m・400m2名・800m・400mH・走高跳・三段跳のこちらも7種目で東京都大会進出を決めました。男子4×100mRと女子4×100mR・4×400mRでも都大会への出場権を獲得しました。
5月11・12・18・19日に東京都大会が駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われます。
応援のほどよろしくお願い致します。                       陸上競技部一同






実 績

平成26年度関東大会出場
平成26年度都総合体育大会女子円盤投げ4位入賞
平成26年度都新人大会女子円盤投げ4位入賞
平成26年度都新人大会10種目出場
 (男子:800m,1500m,400mH,3000mSC,走り幅跳,三段跳)
 (女子:三段跳,砲丸投,円盤投,やり投)


顧問からのメッセージ
2018 支部総体を終えて
陸上競技部顧問 笹川浩司

 長い冬季トレーニングを終えて、いよいよ2018シーズンがスタートした。幾つかの小さな競技会に腕試しとして参加してはいるものの、インターハイにつながる第一歩の支部予選をどのように戦えるか、競技力に関係なく緊張と不安との戦いの中その日を迎えた。
 『今までやってきたことを信じて臨めば、自ずと結果はついてくるものだから。』と思ってくれればいいなあ、と選手たちを審判をしながら見守っていた。
 蓋を開けてみると、昨年度までの活躍とまた違った形での板橋高校の活躍があった。昨年度は男子のトラックを中心に好成績を上げてきた感があるが、今年度は女子が大活躍し、エントリーした女子全員が都大会進出を果たしたのである。男子はフィールド種目で複数入賞をしたものの、トラック種目は残念な結果に終わった。今後の奮起に期待したい。
 そのような中、本校OBの日体大陸上競技部で800mに取り組むNH君からメール連絡が入り、関東インカレのB標準を突破する1分54秒00を記録したという内容であった。
 高校を卒業しても尚、競技を続け、自己ベストを3秒以上短縮した先輩のメッセージに刺激を受けたのか、女子のトラックでの活躍には目を見張るものがある。100mではエントリーした3名が決勝に残り2名が12秒台をマーク、200mでは7位、400m、800mでは1年生ながら2種目とも自己新での入賞、更に400mリレー、1600mリレーともにチームベストでそれぞれ都大会進出、フィールド種目は円盤投での優勝を筆頭に、エントリーした種目すべてで入賞を果たした。
 今回個人種目15、リレー2 計17で都大会に臨むこととなったが、この数は、過去最高である。一人でも多く関東大会に進出、あるいは自己新記録を目指してほしい。期待せずにはいられない。

 

支部総体入賞者

 

 男 子

   走高跳 W.Y(3) 1m80  4位       走幅跳 K.Y(2) 6m25(+1.9) 8位

   三段跳 T.K(3) 12m76(+1.2) 5位   三段跳 K.Y(2)   12m69(+2.5) 7位

   砲丸投 I.Y(2) 11m44  4位   やり投 S.C(3) 45m11    6位

 

 女 子

   100m  E.M(2)12.65(+1.0)  2位 100mK.S(2) 12.86(+0.8)  5位

   200m  E.M(2) 26.97(+2.1)   7位  400m S.M(1) 1.01.51   3位

   800m  S.M(1) 2.20.30     6位

   400mR  K.S(2) E.M(2)  H.K(2) T,M(3) 51.03   5位

   1600mR E.S(1) S.M(1)  T.M(3) I.M(1) 4.13.29 標準記録突破

   走高跳 H.K (2)   1m40   3位 走高跳 E.S(1)   1m40   4位

   走幅跳 K.S(2)4m92(+0.5) 5位 三段跳 K.S(2)11m01(-0.1) 標準記録突破

   砲丸投  O.K(3)  9m46   3位    円盤投 O.K(3) 33m60  1位


         

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