東京都立八丈高等学校

  

卒業生紹介

平成31年3月卒

関井 葵

東京都下水道局 西部第一下水道事務所 お客さまサービス課

皆さんの青春の日々が素敵なものになりますように!

私にとって憧れの先輩方が書いているこの文章を私が書くことになるとは思っていませんでした。私は高校卒業後就職の道を選びましたが、進学を目指すみなさんの進路にも繋がる部分があればいいなと思います。

私は東京都職員の事務職に合格し、現在は下水道局で水質保全に関わる業務をしています。公務員試験は中・高で学んだことすべてが範囲になり、面接もあるため試験対策はとても大変で、先生に支えていただきながら進路活動を進めました。

私が公務員を視野に勉強を始めたのは、高校2年生になった頃でした。元々は大学に進学したいと思っていました。美術部に所属したことでデザインに興味が湧き、美術大学に進みたいと思ったり・・・、そこから発展してデザインの中でも建築を学びたいと思ったり・・・、自分の好きなことや楽しいと思うことを仕事にしたいと考えていました。しかし、姉が東京都職員だったこともあり、今までの学習を活かす為にも公務員を目指すのはどうかという話になりました。進学を諦めきれなかった私は、何度も何度も先生に相談してたくさん泣いていました。どうにかして進学できる方法はないだろうか、先生は私の気持ちを1番に考えてくれました。

私が公務員を目指すと決めた理由は、進学して自分の夢を叶えることも大切ですが、高卒で働き同世代の人よりも早く社会を学ぶことが自分のためになると考えたからです。だんだん自分で公務員のことについて調べたり先生や家族と話し合ったりするうちに、自分1人で何百万もの奨学金を抱えてまで大学で学びたいという思いが減っていきました。進学するということは、家族が4年間も自分のために学費や生活費を負担して勉強させてくれるのです。私は家族に大きな負担を掛けたくなく、早く安心させたいと思うようになりました。

皆さんには進路を決める上で、“家族が大きな負担を背負ってくれるから、自分の進路を決められる”ということをずっと忘れないでほしいと思います。家族のために皆さんができることは、進路活動に真っ直ぐ取り組むことです。高校生は遊びたい時期ですが、進路のことを疎かにしてはいけません。時間をつくって自分の気持ちを家族に伝えてください。将来やりたいことがわからない人は、その気持ちを相談すればいいと思います。家族に相談しづらい人は、まず話しやすい先生に相談してみるのも大切です。進路を決める上で最終的には家族に相談する日がくるということは頭に入れて、進路について考えてほしいと思います。

そして進路活動の一つに日々の勉強があります。と言いながらも私は勉強が嫌いでした。特に嫌いだったのは“計画的に勉強すること”です。計画を立てることは出来ても、家にいると色々な誘惑に負けてしまって勉強が進まなかったり、バイトがあったからと言い訳してサボったりしてばかりでした。そのため、家で予習復習をする習慣ができませんでした。計画的に勉強しようと目標に掲げている人は多くいると思いますが、実際にできていますか?出来ている人はもちろんそのまま続けてください。しかし私のように計画的にできない人や勉強が嫌いな人は少なくないと思います。

私の勉強法は“学校ですべて理解すること”です。先生が50分間も教えてくださる授業で理解してしまうことが一番効率的な勉強法だと考えました。授業中は眠くても頑張って先生の話を聞き、ノートにメモを取りまくり、教科書をできるだけ読み切ってしまいます。授業中だけでも集中して全部理解することで、家での課題の取り組みや予習・復習がスムーズに終わりました。また、テスト前にもう一度教科書やノート・プリントを見直せばテスト勉強の時間も短く済みました。

苦手教科は授業中以外の時間も使って勉強し、先生や友人に理解できるまで教えてもらうことが大切です。だから私は公務員試験前はずっと自習室で勉強していました。自習室で勉強をすれば、先生や友人にすぐに聞きに行けるからです。苦手教科や集中したいもの(模試等)は学校で、得意教科や暗記ものは家でという様に場所を使い分けていました。勉強法は人それぞれなので、皆さんも自分が“習慣化できる”勉強法を見つけてみてください。

就職や専門学校、推薦で大学進学を目指す人の多くは、面接試験があります。私は普段から挨拶を心掛けており、生徒会活動や部活動等での経験が豊富にありました。面接ではそういった普段の様子が自然と相手に見えるので、多くの経験を積むことが大切です。積極的に挨拶をしたり、行事の実行委員をやってみたり、自分に出来ることを考えてみてください。

3年生になると授業で面接の講習があり、実際に面接練習をしてみると私は緊張して話したいことが相手に伝わりませんでした。練習を重ねることで慣れていくと思ったので、先生に時間を作っていただき、たくさんのアドバイスをいただきました。面接練習は自分では気づかなかった部分を厳しく優しく教えてくださるので、先生方にお願いして繰り返し取り組みましょう。

最後に、先生方は皆さんの一番の味方です。先生方に支えていただきながら、進路活動に真っ直ぐ取り組んでください。高校生という一度きりの青春を、笑顔で卒業できるよう心から祈っております。