平成29年1月10日(火)
1月6日(金)に、箏曲部が「矢口渡」駅近くにある『フェリオ多摩川』(介護付き高齢者施設)を
訪問し、新年初の演奏会を行いました。
披露させていただいた曲目は、
「三番叟(さんばそう)」、「六段の調べ」、「花筏(はないかだ)」、「さくら」です。
箏曲部では、今年に入ってから、古典と呼ばれる分野にチャレンジしています。
その1つである「三番叟(さんばそう)」は、日本の伝統芸能で、式三番(能の翁)で、
翁の舞に続いて舞う役、あるいはその舞事を指します。
能楽では狂言役者が演ずることになっているものです。鼓(つづみ)にも初めて挑戦しました。
また、「六段の調(ろくだんのしらべ、六段調、六段)」は、段物と呼ばれる箏曲の
ひとつで、近世箏曲の祖である八橋検校により作曲されたと伝えられている古典です。
間近に控える1月15日(日)の大会でも、この曲を演奏します。
「花筏(はないかだ)」は、花が川に舞い降りるさまをイメージした曲で、
全員がしっかりとマスターしている自信曲です。昨年度の大会でも披露しました。
「さくら」は、だれもが知っているおなじみの曲です。
今回も、入所者の方と一緒に合唱することができました。
入所者や職員の皆様に、温かく迎え入れていただきました。
さらに、入所者の方々との懇談の機会も設けていいただき、
和やかなひと時を過ごすことができました。
生徒たちは、緊張しつつも、日頃の練習の成果を発表させていただいたことに感激していました。
本校で指導してくださっているOGの先生も、生徒と一緒になって演奏してくださいました。
関係者の皆様の温かいお心遣いに感謝申し上げます。(顧問)